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作品は、細い線画のイラストに、アクリル・ガッシュ(不透明絵具)にて色入れした額装の小品です。絵の対象は、自動車、ヒコーキ、パイプ、カメラ、楽器、オモチャ、バイク、ラジオなどで、どちらかといえばレトロな物に引かれて描いています。 |
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僕には昔から好きなイラスト作家の方がたくさんいました。和田誠・おおばひろし・真鍋博・五味太郎の方々です。それぞれ個性があって、あこがれの存在でした。そしていつのころからか僕なりに何か創作してみたいと考えるようになりました。
そんなある日、頭を無にして単純に、一番小さな白いスケッチブックに、それも小さく、細い線でお気に入りのミニカーとか自転車を描いてみました。
▼ 写真も好きでした。特にモノクロームで女性を撮ることが。写真展も「市井の人々」というタイトルで、ホワイト写真館の阿部公司社長のお力添えをいただき、過去2回開くことが出来ました。
▼ 写真も観てほしい、絵もいっぱい描きたいと思いつつ、去年の雪が少し消えかかる頃、小岩井春子谷地にある「ゲストハウスチャグチャグ」のオーナーと奥様に自分の撮った写真とイラストの両方をみていただいたところ「ちょっと飾るのには、イラストの方がずっとおしゃれね」と言ってくださったのです。正直、ビックリして、あと
に嬉しさがこみ上げて来ました。その瞬間、私の仕事が決まったのです。いったいいつまで続けることが出来るのか は自分でもわかりませんが、とにかく描き続けようと思いました。
▼ 紙の上に創り上げる対象物は無限にあるような気がします。人によっては作品が抽象画だったり、 自分の心象だったりするでしょうが、いつかは僕もその方向へチャレンジするかもしれません。
▼ 大切に飾って欲しいと願いつつ、毎日少しづつ描いていきたいと思っています。 (2003.6 長瀬正明) |
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